2015年12月21日月曜日

Burg Trausnitz in Landshud トラウスニッツ城、ランズベルク

先週の日曜日、久々に仕事ではない事情で早朝帰宅となり疲れていたが、息子君たちを引き連れてLandshutランズフットへ遠足に行って来た。今回の遠足の目的はクリスマスマーケットと、ランズフットの小高い丘の上に立つトラウスニッツ城でのクリスマスガイドツアー。

基本情報
ランヅフットはミュンヘンからSバーンもしくはRバーンに乗って約一時間。
人口7万人の小都市。4年に一度行われる祭り、「ランズフットの結婚式」でも有名な街。今回はバイエルンチケット23ユーロを購入。
トラウスニッツ城へは旧市街から、普通の大人でぶらぶら歩いて約20分弱。バギーがあると急勾配のせいでとんでもない目に遭うのでご注意を。
イザール川の手前から、旧市街方向を見る。
中央に見えるのがランズフッドのシンボルでもあるザンクト•マーティン教会。
右手上方に見えるのが、遠足の目的地、トラウスニッツ城。

当日は日曜日ということもあってか、駅から旧市街へ向かうバスの本数が極端に少なく、仕方なく約15分歩く羽目に。途中カモメみたいな鳥をたくさん目撃したが、こんな内陸になんの用があるんだろう?それともカモメじゃないのかな。
というわけで、最初から息子たちも自分も疲れてしまったので、早速クリスマスマーケットで昼食をとることにした。

ザンクト•マーティン教会の前にツリーが立っていた。
この教会前の通りがランズフットのメインストリート。

息子たちはカレーソーセージとポテト、自分はホットドック。マーケットの中央には幼児向けミニ鉄道機関車が走る。次男が乗りたい!というが、オトナは乗車することができない。仕方ないので長男に頼んで同乗してもらったが、長男は相当に退屈だったらしく、辟易して下車してきた。次男君はもちろんご機嫌君。

クリスマスマーケットの中央をミニ鉄道が走る。
我が家のちびっ子たちは、先頭に乗っている。

しばらくクリスマスマーケットをぶらぶらする。ツアーは4時から。しかし、城が丘の上にあることを勘案し、少々早めではあるが、3時にはクリスマスマーケットを後にする。
そして、城についたのは、なんとツアーの10分ほど前。急勾配の坂を次男を乗せたバギーを押して登るのは骨が折れた。

この坂を、バギーを押して登る。
しかし、この後に、もっととんでもない舗装されていない坂が。。。
ちなみに、トラウスニッツ城の城壁部分は面白い造形が多く、気に入っている。
この城門はおそらく都市壁の一部でもあったはず。

城に到着したころにはすでにあたりは夕闇に包まれていた。
撮影不可だったので残念ながら写真はないが、ツアーは、中世の衣装に身を包んだ人たちが演劇形式で、当時の生活や、クリスマスの習わしなどについて説明。暗闇の中、美しい光の演出があり、時に影絵などを見せながら、城の中の様々な部屋を進んで行く。最後は礼拝堂で、その場で演奏される中世の音楽を聞き、退場時にはお菓子のプレゼント付きと、とても満足できる内容だった。
息子は、「あんまり期待していなかったけど、想像していたよりも良かったね」、と珍しくポジティブなことを言ったので、今回の次男を連れての強行軍も成功だったのではないか。

夕食は、日曜日ということもありあまり店が開いていなく、仕方なくマックに行ったが、ハッピーミールが食べられるということで長男君は大興奮。おまけのおもちゃももらって、すっかりご機嫌。ママに、今日はどうだった?と聞かれ、開口一番、マックにいってハッピーミールを食べた!お城はどうだった?と聞かれ、忘れた。。。だとさ。

こちらは、イザール川側にあるメインの都市門。
ヨーロッパの都市はクリスマスシーズンになるとイルミネーションが美しい。
次男君は、疲れてご就寝。

話は飛ぶが、18日は事務所のクリスマスパーティーがあり、家族でSanta Claus is comin' to townをアカペラで、自分は低音域、ママは高音域、長男君は主旋律を歌うべく練習していたが、練習中に長男の機嫌がこじれ、十分な練習ができず、結局断念。自分は歌う事ができないことに不機嫌だったが、長男はパーティーの最後に、日本の歌を歌う、と自己申告して来た。「知らない人がいるとちょっと緊張するから、パパとママも横に立っていてね」という。
実は昨年も、Santa Claus is comin' to townを家族で歌う予定でいたが、パーティーの最中に長男君が機嫌を損ね、結局パパとママのみが歌うというハプニングがあったのだった。そこで今年はグレードアップさせて、アカペラコーラスを、と目論んでいたのだが、それがおじゃんになったと思っていた矢先の自己申告。
さて、じゃあ歌いますよ!とみんなにアナウンスすると、それまでの喧噪がウソのようにシーンとして皆が注目する中、彼は朗々と「秋」と「雪やこんこ」を歌い上げ、拍手喝采された。
そのあとの彼の饒舌なこと、普段より2倍くらいよく話す。相当気を良くしたのだろう。
自分は緊張症だったので、そんなパフォーマンスをすることなど子供の時には想像もできなかったが、このような経験を積み上げていって、将来、スピーチの上手な大人になって欲しいと思う今日この頃であった。