今日、次男君が小学校に入学した。長男君はレアルシューレに行っているので、ママと次男君と三人で入学式、のようなものへ向かう。シュールトゥッテというコーン型の、入学祝を詰め込んだでっかい筒を抱えて入学式へ向かうのが伝統なので、息子君も自分の身長よりちょっと小さいぐらいの筒を抱えて学校へ向かった。
途中、ディエンドルとレダーホーゼを着た一家に遭遇、彼らの中心にいる女の子もディエンドルを着ているので、すぐに新一年生だとわかる。
ドイツの入学式は、日本の入学式のように派手ではなく、しかもこの季節は桜など咲いているはずもないので、どちらかというと地味。
シュールトゥッテにいれるものは先週の土曜日にほぼ一日かけて探し回ったが、次男君はあんまり喜んでいないみたい。。
帰ってきて、「今日はどうだった?」と聞くと、「おもしろかった」という。幼稚園からの友達は一人もいないが、ホルトという午後から面倒を見てくれる施設で新しくできた友達がなんと四人もクラスメートになったので、これはラッキーというべきか。
同級生のスロバキア人一家とも仲良くなったし、長男の時と比べて、いい感じの家族が多い。それにしても、ドイツ人のごとくドイツ語をしゃべるので、最初はスロバキア人だとは気づかなかった。
しかし、ドイツに帰ってきてから、なんだか極右勢力の台頭と、移民問題がとても激しく議論されていることに驚く。ケムニッツという街で、ドイツ人が移民に殺されたことから、パレードが行われ、そこに極右勢力や政党である「ドイツのための選択肢(この訳、なんか違和感あるなぁ)」が多く参加したことも大々的にニュースとして取り上げられている。一様、いいたいことはわかる、政策なしの移民受け入れのおかげで世情が不安定になった、それは自分も肌で感じる。でも、それが暴力や外人排斥に結びついていることがコワイ。ユダヤ人排斥も、水晶の夜を境として激化していった。ドイツ人の良心と反省がどう、この情況を打開していくのか、それとも打開できないのか。世界中が注目しているだろう。
ZDFで、三十年戦争のドキュメントを見る。教科書に載っているような、皇帝や貴族からの視線ではなく、その当時生きていた兵士や職人がつけていた日記をもとに構成されたドキュメント。自分がこんな不安定な情況を生きなければいけない立場だったら、そういう情況に投げ込まれてしまったとしたら。。。感情移入しやすいので、見ていてつらい。。
躯体に開ける設備の管を通すためのダクト寸法を、もうかれこれ半年以上チェックしたり、設備屋さんと打ち合わせしたりしているが、担当している二つの建物のうち、一つの建物でこの仕事が終わりそう。先週からランドスケープアーキテクトと一つのダクトをめぐって攻防を繰り広げているが、担当者のランドスケープアーキテクトの仕事が遅い。。電話しても、いつも、お、この人、眠いのかなぁ、なんて声で対応してくれる。今回も、電話で説明してくれないと理解できない図面を何枚か送信してきて、ここに穴を開けてくれ、という。いや、最初は穴を開けて欲しいということさえ書いていなくて、送られてきた図面を前に、これで自分は何をしろっちゅうの?と途方にくれたんだった。その図面を読み込むと、配管の寸法は書いてあるが、壁にあける穴の寸法は書いていない。壁の穴の寸法を教えてくれ、と頼むと、それは設備屋さんに聞いてみないとわからない、という。で、設備屋さんに聞いてもらうと、設備屋さんは、それはすでにダクト計画図に記入してあるという。で、ランドスケープアーキテクトと設備屋さんのメールのやりとりを転送してもらいチェックしてみると、ランドスケープアーキテクトのダクトの位置と設備屋さんのダクトの位置が一致しない。どうすんの?とランドスケープアーキテクトに聞いてみても、いつまでたっても設備屋さんと連絡がつかない、とか、設備屋さんのダクトの位置に合わせるには私の計画した配管の位置をどうにかかんとか、と独り言のように電話口でぶつぶついっている。。。
いやいやいやいや、設備屋さんに一言、「あなたの計画したダクトの位置は私があなたに伝えた配管の位置と一致しないから、ダクトの位置を適正な位置にずらして計画し直しなさい!」って伝えれば済むことなのに。。。お願いだから、わけのわからない逡巡に、電話口で付き合わせないで欲しいものだ、と願う今日この頃。
ふるさと納税で、何故か、わが故郷が総務省通知に従わない自治体としてリストアップされている。全国で、たった12市町村しかないのに、その内の一つ! なんか知らないけど、ガッツを感じる。。
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