2018年9月2日日曜日

日本の城はすっからかん

大阪城で櫓が特別公開されていた。それら櫓は主に枡形を形成するもので、石垣の上に見事に建てられている。しかし、その中身はがらんどうだった。振り返ってみると、天守閣の中は博物館的に利用されているけど、その他の建物はほとんど休憩所かお土産やさんとして利用されていた記憶がある。
ヨーロッパの城郭都市はどうなってたかな。そもそも、都市の内部は人々が生活しているから、それこそ活気が違う。
ミュンヘンの旧市街の端にある宮殿はどうなってるか。レストランとか、ミュージックホールが入っているなぁ。特に、このレストランはワインが飲めて、これが美味。
そもそも、かつて城だった部分は、都市の中でも特異点であることは間違いない。しかも眺望がいいと来ている。こういった特性を生かして、ホテルとか、レストランにしてくれれば、かなりいいものができるに違いない。ここに日本特有のおしゃれなカフェとか、とってもやる気のあるレストランが入ったらすごいいい空間になるのになぁ、と思う。だって、日本のサービス産業って本当に世界と比較してもかなりレベルが高い、と思う。それが観光産業と結びついたら、きっともっと活気あふれた空間が出現するに違いない。



そもそも、日本の城は、駅からも延々と歩き、その奥には今でもお殿様がすんでいるんかいな、という感覚を覚えるほど、周辺と隔絶されている空間だった。そんなのが街の中心にドーンてあるんだからなぁ。そら、その周りをグルグル回る交通網も発達するわけだよなぁ。

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